2021.02.21

『アンガーマネジメント入門』を読んだ

ただ読むだけだとすぐ頭から抜けるので、読書感想文を書いてみることにした。

読んだ本

アンガーマネジメント入門

アンガーマネジメントとは読んでその名の通りで『怒り』を感じたときに自分のメンタルや周囲に悪影響を及ぼさないようにコントロールする具体的な手法を解説している。この本では主にビジネスシーンでの『怒り』を対象としている。

第一章

第一章は『人はなぜ怒りに振り回されるのか』というようなテーマ。『あなたは自分で怒ることを選択している』という部分にはアドラー心理学的な観点があるなと感じた。

また、『現代人は昔よりも怒りっぽくなった』というありがちな指摘について昨今の社会情勢の変化を根拠にした考察があり、割と説得力があるように感じた。

第二章

第二章ではこういった心理学とビジネス書が合わさった本にありがちな『動物としての怒り』という『本能的にはこう(だから○○(主張)はこうである)』みたいな節があった。こういった節で取り上げられる『動物の本能』はだいたい本当にそうなのか不明で筆者の主観や人間の思い込みを利用しているようなことが多い気がするので、話半分に読んだ。

また、人間が怒りを認識するステップについての話があり、具体的には『事象の認識→事象の解釈→怒りの発生』というようなステップを踏むらしい。そして2番目の『事象の解釈』が重要で、それをどう扱うかを詳しく見ていくということが書いてあった。

さらに『コアビリーフ』と呼ばれる概念があり、これは自分が解釈するに『価値観』とほぼ同義の言葉で『事象の解釈』というのはコアビリーフを元に行われるので、自分のコアビリーフを把握することが大切だということだった。

そしてアンガーマネジメントの全体像についての説明があり、具体的に取り組むのは『行動の修正』と『認識の修正』 らしい。『行動の修正』とは『怒りのままに行動しないこと』であり、『認識の修正』は『怒りを生み出すようなコアビリーフは直そう』ということだった。

第三章以降

これ以降は具体的なアプローチがメインだったので、実際に使えそうなものは頭の片隅においておこうかなという感想だった。

『認識の修正』についてはコアビリーフ、つまり自分の価値観の中で怒りを発生させるようなものを訂正するという話だが、イラついたからといってすぐに自分の価値観を直すというのサクっと書かれていたが実際はかなり難しいのではないかと思った。価値観が柔軟でないから怒りが発生するのであって、簡単に修正できるような価値観からは怒りは発生しないのではないのかなという論。

総括

仕事で怒りを感じる場面というのは大小はあれど遭遇するし自分は怒りのコントロールが未熟だと感じているので、この本で紹介されているアプローチを心に留めて実践していきたいと思った。